SURFACE OF HOLE / CHAMFER口元径測定器(皿穴測定用)
ミツトヨ製インジケータを使用しての、口元径測定器(皿穴測定用)です。
皿頭ねじ用皿穴の形状(JIS B 1017)
適用(JIS B 1017は以下の規格に適用している) | |
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JIS B 1101 | すりわり付き皿小ねじ、すりわり付き丸皿こねじ |
JIS B 1115 | すりわり付き皿タッピンねじ、すりわり付き丸皿タッピングねじ |
JIS B 1111 | 十字穴付き皿小ねじ、十字穴付き丸皿小ねじ |
JIS B 1122 | 十字穴付き皿タッピンねじ、十字穴付き丸皿タッピンねじ |
JIS B 1124 | 十字穴付き皿ドリルねじ、十字穴付き丸皿ドリルねじ |
JIS B 1107 | ヘクサロビュラ穴付き丸皿小ねじ |
JIS B 1128 | ヘクサロビュラ穴付き皿タッピンねじ、ヘクサロビュラ穴付き丸皿タッピンねじ |
皿穴とは、皿頭ねじが入る穴のことで、皿頭ねじが挿入された際の沈み量(凸凹)はJIS規格で決まっております。
今使われている主な測定機器
- 画像測定器・顕微鏡といった測定方法が増えてきましたが、ピント合わせが難しい箇所のため、正確な測定が困難で、加工機上で測定ができない。
- 上記で紹介した測定方法を実施するにあたって、正確な検査が出来ているかどうかの確証がない。
- 一度機械から降ろす必要がある。
など、各企業様の現場や品質保証にはそれぞれのお悩みがあるかと思います。
穴径や穴の面取り、C面の大きさを誰にでも簡単で早くて正確に測るには、専用の測定器である口元径測定器がその他の測定機器よりもはるかに優れております。誰でも簡単に測定可能で、一目で合否判定が可能です。作業者の穴径と面取り測定の検査効率を上げ、生産性を向上させることができます。
この特殊測定器は、大阪の南港にあるミツトヨショールームに展示されていますので、機会がございましたら是非お立寄り下さい。場合によっては、使用方法などのご説明に弊社がお伺いさせて頂きます。
実際の案件から専用の測定器を製作しました!
自動車部品製造メーカ様より皿穴の沈み量(凸凹)を測定する方法に関するご相談をいただきました。
JIS規格を確認したところ、沈み深さtは約〇mmであり、重要なのはφDcと、実際に皿頭ねじを挿入した際の凸凹であることが分かりました。そこで、様々なユーザー様から御愛用いただいております【口元径測定器】を、皿穴測定に特化させた内容でお客様に提案させていただき、製作をするはこびとなりました。
これから
測定ゲージ・検査治具 設計製作(株)ファムは、時代とともに進化・変化し続ける企業です。お客様のお困り感を解決し喜んでいただけるよう、知識と提案力を持って近代工業の製造業を支えていきたいと考えております。