technical技術ニュース

実際にあった事例をもとに、ゲージや治具に関する技術情報を発信していきます。各工程内検査や測定での大幅なコストダウンや時間短縮の事例が掲載されています。

技術ニュース

スプラインゲージ(DIN)規格の製作

DIN(ドイツ工業規格)スプラインゲージの製作依頼

before

『ホームページのお客様からの相談内容』

「現在弊社で使用しているスプラインゲージは ドイツのメーカーに製作を依頼しているのですが、 たいへんリードタイムが長く、また校正などの対応にも時間がかかり、 非常に手間がかかっています。国内で弊社のスプラインゲージを製作していただけるゲージメーカーを探しているのですが、 ご相談願えないでしょうか。」
というご連絡をいただきました。

株式会社ファムではこれまでの経験・知識のみではなく、未知の物事にも力を発揮します!

after

『(株)ファムの対応』

上記の内容について詳しくお話を伺ったところ、 「スプラインゲージの規格はDIN(ドイツ工業規格)で、製作メーカーにすべて任せていたため、 ゲージ図面等がない。またDIN規格のことは詳しくない。」とのことでした。
弊社はこの相談を受け、ゲージ製作をするための前段階として、我々には未知であったドイツ語の翻訳と、 DIN規格を学び、工業用スプラインの使用方法と、 それを検証するためのスプラインゲージについて学ぶことから始めました。

すべてはお客様に、喜び、安心、満足を提供するために。

テスト加工の段階に入ってからは、 非常に厳しい公差に苦しみながらも、様々なノウハウを身につけました。
またスプライン形状を正確に加工できているのか、 検証値が正しいのかを確認のためパートナーである測定機器メーカー、 ミツトヨ様にもゲージを持ち込み、検証をお願いし確証を得ました。
弊社が問題なくDIN規格のスプラインゲージを製作できることをお客様にお伝えしたところ正式にご発注いただき、 製品と規格に沿った成績書を納品し、お客様に大変喜んでいただきました。

株式会社ファムは、 セレーション・スプラインゲージの製作をもっとも得意としております。
今後もお客様からの依頼を前向きに検討し成長し続ける企業でありたいと考えています。

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